先日お客様から『ウイルスに感染してお金を取られ、PCを初期化したほうが良いと警察に言われた』と連絡がありました。
警察によると、大分県内で同様の詐欺が多く起こっているそうです。
Windows Defender セキュリティセンター 警告
早速お客様を訪問し、まずは状態を見てみると、Edgeの履歴に「セキュリティセンターコード0x268d3サービス」と「LogMeIn123.com – サポート接続の開始」がありました。
これはニセのセキュリティ警告を装った悪質な広告です。お客様のパソコンがウイルスに感染している等と不安を煽り、同時に警告音を鳴らして画面の操作が一切できなくなる(実際には操作できます)ようにすることで正常な判断力を失わせ詐欺にかけるのです。
なので、広告のブロックを設定し、履歴を削除しただけで初期化は行わないで済みました。
恐らく上記のような画像が出て表示されている番号に電話してしまったのだと思われます。するとアジア系の訛のある日本語で電子マネーカードの購入を促され騙し取られたということです。
正規のセキュリティソフトで危険を察知したときに電話をさせるところなど絶対にありません。
なので、絶対に電話をしてはいけません。
対処方法
私がいつもお客様に言っているのは、「インターネットを止めてパソコンの電源を切る」ということですが、中には操作がよくわからないという方もいますので、そういった方には、インターネットの線を抜く、線がわからない・wifiを使っている方はとにかく電源ボタンを長押しでもいいから電源を切る。その上で私のような業者に連絡してください。ということを伝えています。
パソコンの操作にある程度慣れている方であれば、「Ctrl + Alt + Deleteキー」を同時に押してタスクマネージャーを表示して「Edge」を強制終了させれば良いです。
以上、参考になれば幸いです。